『栄養と料理』は本学創設者、香川昇三・綾により昭和10年(1935年)に創刊されました。
医師である二人は東京帝国大学医学部において、脚気をはじめ様々な病気の治療研究にあたるうちに、栄養学によって疾病を予防し人々の健康を守ろうと考えるようになりました。その理念のもと、昭和8年(1933年)、「六義園」近くの自宅に「家庭食養研究会」を創設し栄養学の普及と実践を開始しました。
研究会では、講義録や献立表を謄写版で印刷し、会員に配布していました。その後会員が増え、また一般の方からの要望も受けて、昭和10年(1935年)6月に雑誌の体裁とし、『栄養と料理』創刊号が刊行されました。研究会の目的は食改善の普及にあったことから、当初、『栄養と料理』は希望者へ無償頒布をしていましたが、予約者が殺到したため次号より二十銭で販売することになりました。
以来、栄養学や料理法に関する良質な情報を提供する一般向けの雑誌として、多くのかたがたに読み継がれ日々の生活の中で役立てられてきました。
なお、月刊誌『栄養と料理』は、令和8年(2026年)4月号をもちまして休刊となりました。
図書館では、「栄養と料理デジタルアーカイブス」として公開しています。
公開範囲:『栄養と料理』創刊号(昭和10年)~65巻(平成11年)
| 平成14年 | 『栄養と料理デジタルアーカイブス』公開開始 |
| DVD-ROM製作 [昭和10(1935)~昭和30(1955)年分] | |
| 平成18年 | 画面のデザイン等をリニューアル [昭和41(1966)年分から] |
| 平成19年 | 昭和63(1988)年までの昭和期アーカイブスの完成 |
| 平成25年 | 平成期の公開開始 |
| 令和8年 | 平成11(1999)年分まで公開 |
「栄養と料理デジタルアーカイブス」に、今後ともご関心をお寄せいただければ誠に嬉しく存じます。